いよいよ終盤戦

 とうもろこしの出荷が終了し、引き続き、ぶどうの出荷で目が回るような日々でした。日中は出荷作業で時間がとれないので、帰宅後にいろいろな記事や写真をホームページにアップしようと思うのですが、いざ帰宅すると食事をしてお風呂に入って、そのままベッドに直行の毎日でした。愛する「家庭内暴力猫」の遊んでくれないと襖をひっかくぞ、の攻撃もなんのそので寝ていました。
 今年のぶどうもいろいろなお客様からご注文をいただきました。今年は多品種栽培をしたのですが、前半はお客様に対する宣伝不足で、直接、直売所に来られたお客さまが「えっ、こんなのもあるの」という驚きとともに買ってくださるということが多くありました。後半になってくると、お客さまがお客さまをつれてきてくださるようになり「今は何があるの」と聞いてもらえるようになりました。多品種栽培は大変ですが、でもいろいろなぶどうをお客さまに紹介できるのは、非常にたのしい経験でした。
 ぶどうを栽培するのは、大変でしょうと皆様が言ってくださいます。確かに大変ですが、でも、はまってしまうのです。それが証拠に、もう来年のぶどうづくりに思いをはせています。
来年こそは、もっと良いものを栽培するぞ、と。そして、この思いはぶどうを栽培している人に共通のものらしく、後期高齢者と世間では言われているぶどう農家の人も「来年はいいのを作ろうな」と言っていました。
 ぶどう栽培の醍醐味は「来年」という言葉を希望とともに言うことができることだと思っています。