この子と涙の別れをしました
昨日、レンタル牛たちがもとの場所に帰りました。借りるときは2頭で、返すときは3頭という驚きのレンタルでした。
驚きついでに、私、この年にして人生初の驚きの体験をしました。それは、牛のお尻を押すという体験。牛の運搬用のトラックに乗せるとき、当然のことながら仔牛は怯えて動こうとしません。
生まれて10日の仔牛といえども、50Kgは超えてます。その仔牛が本能的な恐怖から動かないのですから・・・
で、スタッフから私に「お尻を押してください」という声がかかったわけです。
ふんばる仔牛、お尻を押す私。今思えば笑えますが、その時はいつ後ろ脚で蹴られるか怖かった!
さらに、成牛(900kg)も動かなくなって、またまたスタッフから「仔牛はいいから、こちらのなおこ(成牛の名前)のお尻を押してください」との非情な声!
なおこは好きだけれど、でも、怖い!
「いや、私は仔牛の方がいい」と答えると、「では、逃げられないようにしっかり押さえててください」とのこれまた非常なお言葉。
私は、牛の力づくの移動には無能であると
強く思い知らされました。
でも、牛が賢かったのか、人間のチームワークがよかったのか、短時間でトラックに乗せることができました。
最後にこの画像の説明です。この仔牛をなでているのが、この仔の「産婆」さん。実家で祖父が牛を飼っていた関係で、牛の扱いには慣れてます。でもって、私も慣れてるだろうという憶測のもとで、「お尻を押してください」と言った人間です。
お尻を押すのは慣れてませんって。