これ、昔懐かしい電信柱です。

これ、昔懐かしい電信柱です。

 農家根性(もったいない)と土建屋魂(大きいもの大好き)が合体するとこうなる、の例て゛す。

 空き地に昔の電信柱が大量に放棄されていて、やるから何でも使ってくれ、必要ないなら焼いてくれ、と連絡があり、100本近い電信柱を入手しました。

 ちなみに、今、電信柱といっても若い人にはコンクリートの柱としか理解されていないでしょうが、昔は防腐剤を塗った大きな木の柱でした。

 「こんなものどうするんですか?」という若いスタッフの声に「前々から頼まれてた(私に)キーウィとの棚と、放牧地の電気柵にする」と言ったのは農場長。

 農場長は、今回の土木工事を仕切った人。電信柱を見て、またまた「土建屋魂」がうずきだした模様。

 かくして、何年か前から植えられてはいたものの、棚がなく枝をむなしく地に伸ばし、草刈の際にはその枝さえ無残に切られていたキーウイに晴れて棚ができました。

 とはいえ、何もこんなにでかくなくても、と普通の人は思いますよね。近隣の人も、大掛かりな工事みたいなものに(画像ではわかりにくいでしょうが、電信柱って太いし長いのです)「いったい何ができるんだ?」でした。

 できあがったのは、上で人間がダンスを踊っても大丈夫なような支え。

 今まで不遇だったキーゥィもこれで何十万個つけても大丈夫になりました。