虫害対策、穂切りしました。
昨日、トウモロコシの穂切りをしました。
最初に定植した第1回目のところは、3本のうち1本の穂だけを残して、2本の穂は切りました。
なぜ、そんなことをするか? 実はトウモロコシの害虫はこの穂の部分から侵入してくる場合が多いのです。 ですから穂を切るというのは、害虫対策になります。
ではなぜ全部切り落とさないか、ですが、トウモロコシの受粉はタイミングが全てです。
雌穂(絹糸のようなもの)にうまく花粉がつかないと、いわゆる「歯抜け」になってしまいます。
自分の花粉がうまく受粉するといいのですが、雨が降ったり、雌穂のでるタイミングと花粉の散るタイミングが同じ時期でないことが多々あります。
そういう場合、他のところから花粉が運ばれてきたら受粉がうまくいきます。
ですから、一度に全部の雄穂を切らずに、もし、まだ受粉が完全にできていない場合を考慮して、受粉の時期をのばすのです。
2日もしたら、残りの雄穂もきります。面倒ですが、実の充実にもつながっていくので、当ファームは毎年やっています。