ぶどう講演会の後で
過日、吉備中央町でぶどう講演会を開催しました。
山梨県から、今、生食用ぶどうの新品種育成で、一番脚光をあびていると言っても過言ではない志村富男先生をお招きして、講演をお願いいたしました。
そのお話で印象的だったのは、すでに時代は「ポストシャイン」に入っているとのこと。
何でもそうですが、大衆がその存在を認識し、受け入れたものというのは、あの種の人々にとっては、もう「古い」ものになっていくのですね。
ぶどう界もしかり。
でも、消費者の皆様はご自分が知っているものしか買ってくださらないので、それは栽培者は絶対にはずせないものとして栽培したおかなくてはなりません。
しかし、同時に消費者の人たちは、自分と少数の人たちしか「気づいていないもの」というものも求められます。
どんな世界でも、この両者の間で悩みながら、安定経営にむすびつけていくしかないのだな、と感じた講演会でした。
そして、むろん、志村先生は、その講演会参加者の特権として、発表されていない
新品種のぶどうも「乞うご期待」ということで少し情報公開されました。