もうすぐブドウ販売開始です。
「今年の夏は記録的な長雨と日照不足で」というこの言葉、あちらこちらで言ったし、書きました。そのおかげで、今、スーパーでは野菜がめちゃくちゃ高い。でも、それで農家の人が潤っているかというとそれは別問題です。だって、商品として流通にのせる野菜の収穫量が激減しているのだから、二割、三割増の価格をつけてもらっても、全体の売り上げとしては減少しますよね。
その中で、不思議なのが、私たちの近くの直売所。これはいつまでも安い。スーパーで北海道産のジャガイモが一袋230円で、直売所では100円前後。直売所にお客さんを集めるのには貢献するでしょうが、農業を専業としている人たちにとっては、「悩み」かも。
やはり、専業で農業をする人たちに求められるのは、自分たちの農作物をどこが「適正価格」「再生可能価格」で買ってくれるのかの情報を収集していくことだと痛感しました。
ともあれ、今年のわがファームのとうもろこしの直売は終了です。今年は7月15日から直売所をオープンさせて、後半で生育不足の影響がでてくるまで、ほとんど毎日、営業いたしました。来てくださったお客様には大感謝です。毎年のお得意さまもいるし、今年からのご新規さんもいらっしゃいます。今年の大きな特徴は、お客様が送ってくださったその先の方がまた、どなたかに送ってくださるという「輪」でした。これは毎年のことなのですが、でもその中で特に今年はその「輪」の広がりを強く感じました。そして、その電話をいただくのはとても嬉しく励まされるものでした。
トウモロコシ終了、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
そして、もうすぐ、今度はブドウの販売が始まります。こちらもよろしくお願いします。今年の我がファームのぶどうは、初夏に仕事が遅かったため、屋根のビニールをとっていなかったのが幸いして、葉も病気等には負けていません。そして、今時期に日照が回復しましたので、糖度がのったものができるはずと期待しています。