恋人の危機。援護射撃を(笑)

恋人の危機。援護射撃を(笑)

画像は「恋人」という品種です。このブドウに対する評価が当農園のスタッフの中で

分かれてます。このブドウ、欠点は房にならない。どれだけがんばって房づくりをきれいにしようとしても、粒と軸に意思があるかのように、勝手きままに生育します。普通のブドウなら粒間引きの作業をすると、それなりに上手くまとまって房になってくれますが、恋人はダメ。画像のごとく歯こぼれしているようになったり、横に張ってみたり・・・おまけに、このブドウは生育の強さが大で、何回枝を切ったり、副梢を切ったりしても、すぐに「ジャングル」状態になりたがる。栽培する側からすると、本当に扱いにくい品種です。でも、でも、ですが、味がおいしい。特に今の時期は「甘酸っぱい」味で、

「恋人」とは甘酸っぱいものよ、単に甘いだけのものではないのよ、と「?!」の解説に納得できるような味です。来年はこの品種は「切ろう」「いや、この味は捨てがたい、残そう」と従業員の意見がわかれている品種です。直売所で、この品種を買われて方にお願いです。機会があったら是非、感想を教えてくださいね。ちなみに、私はこのタイトルでご理解いただけるように「残す」派の筆頭です。

この品種が収穫できる前は、他の従業員は「切る」派だったのですが、最近、これを試食したスタッフから「寝返り」がでてきてますので、少し心強い。もし、食べられた方から「残して、おいしい」という声をいただければ完璧(笑)。なんといっても、お客様の声が一番強いのです。