トラツク市と念仏踊り
悲願のトラック市に参加しました。結果はどうあれ、これで「オオカミおばさん」をしないですむと思っての参加でした。またたく間の完売には嬉しい悲鳴でした。この日は非常にハードなスケジュールで、トラック市から帰ってすぐに、町主催の「若者地方体験」の結果報告会と
その後の送別会に出席しました。報告内容等いろいろ面白かったのですが、一番興味があったのは、私も知らなかった吉備中央町にほそぼそと残る「念仏踊り」の存在でした。岡山の中山間の典型の吉備中央町の中でも、秘境中の秘境。夜に、鋪装もしておらず、車も通れない山道を懐中電灯の光だけをたよりに進むと、10人ほどが念仏を唱えながら踊る祭りの場所につくそうてす。薄暗い光の中で、念仏をとなえながら踊る・・・・・背中がぞくぞくしてきます。聞くところによると、その場所は、かつては旭川を利用した船路の要所で、大勢の人間でにぎわう場所だったとか・・・・・。その場所で疫病がはやったときからはじまった「念仏踊り」は無病息災、安産、五穀豊穣などを祈念する祭りになっていったそうです。昔は、踊る人の輪が三重、四重だったとか・・・・・。廃屋ばかりが軒をつらねる山奥で、ひっそりと続いた儀式めいた祭りも、もう10人に満たない人でかろうじて続けているだけなのだそうです。大学生は、初めて参加した「念仏おどり」に感動した様子で、その感動が私にも感染してしまいました。来年こそは参加するぞ、と今からワクワクしています。でも、一緒に参加しような、と誘いをかけた人が、皆、「あそこまで行くのはなぁー」というつれない返事。その返事にますます期待を膨らませる私。来年が楽しみです。