岡山ブドウ界・重鎮様ご一行来園

岡山ブドウ界・重鎮様ご一行来園

 昨日の日曜日、岡山県のブドウ栽培において経験、実績ともに「重鎮」の方々がわがファームのハウスを見たいと来られました。
 経験の浅い私としては、「失敗」をみていただくことはあっても、皆様方の参考になることはないはず・・・、とおもっていました。が、先日、勉強に行かせていただいた石原果樹園の社長との話で、「天山」というぶどうの品種がうちのハウスでは裂果しませんよ、と言った私の言葉に皆様がいらっしゃったようです。
 「天山」というブドウは最大級の大粒でおいしいぶどうなのですが、別名「割れ天山」と言われるぐらい裂果するぶどうなのだそうです。

 そんな事情も知らず、「天山」を植えて、昨年初成りでした。3房ほどしかできなかったのですが、裂果はなかったし、とても美味なぶどうなので、今年は増やすつもりでした。

 「あれは割れるんだ」と社長に言われて、「えっ、そうなんですか?うちのは割れませんでしたよ。樹が若いからでしょうか?」
「若いほど割れるんだ」
「えっ、そうなんですか?!」
と、本人は意識していなくても、結果的にとぼけた返答になってしまった私に、聞いても無駄と思われたのかどうか、ご一行様、ご来園とあいなりました。

 でも、本人の研究の結果、割れていないならともかく、偶然か何か理由がわからないのに、結果的に割れなかったというのは不安なものです。
で、「すみません、ご覧になって理由がわかったら私にも教えてください」と、またまたとぼけたようなことをご一行様に言うしかない私。

 しかし、岡山県のブドウ栽培の人たちの研究熱心さと情熱はすごい!どんなにベテランの人たちでも、私のような未熟な人間のところでも、何か勉強になることがあったら、即行ってみようというこの行動力は、私もこの先、ずっとお手本にしなくてはならないものだと感じました。

 このご一行様方、うちの農園の後に、某源内さんのところにも視察に行かれました。
 「行くよ」と連絡をうけた某氏の返事は「これから大急ぎで掃除をします!」だったとか。気持ちはわかるよ、某源内さん!