ギリギリかな?!
今日、ジャガイモの種イモ植えを完了しました。今年の春は5品種です。 レッドムーン・アポ …
自然の恵みいっぱいのフルーツと野菜
昨日の日曜日、岡山県のブドウ栽培において経験、実績ともに「重鎮」の方々がわがファームのハウスを見たいと来られました。
経験の浅い私としては、「失敗」をみていただくことはあっても、皆様方の参考になることはないはず・・・、とおもっていました。が、先日、勉強に行かせていただいた石原果樹園の社長との話で、「天山」というぶどうの品種がうちのハウスでは裂果しませんよ、と言った私の言葉に皆様がいらっしゃったようです。
「天山」というブドウは最大級の大粒でおいしいぶどうなのですが、別名「割れ天山」と言われるぐらい裂果するぶどうなのだそうです。
そんな事情も知らず、「天山」を植えて、昨年初成りでした。3房ほどしかできなかったのですが、裂果はなかったし、とても美味なぶどうなので、今年は増やすつもりでした。
「あれは割れるんだ」と社長に言われて、「えっ、そうなんですか?うちのは割れませんでしたよ。樹が若いからでしょうか?」
「若いほど割れるんだ」
「えっ、そうなんですか?!」
と、本人は意識していなくても、結果的にとぼけた返答になってしまった私に、聞いても無駄と思われたのかどうか、ご一行様、ご来園とあいなりました。
でも、本人の研究の結果、割れていないならともかく、偶然か何か理由がわからないのに、結果的に割れなかったというのは不安なものです。
で、「すみません、ご覧になって理由がわかったら私にも教えてください」と、またまたとぼけたようなことをご一行様に言うしかない私。
しかし、岡山県のブドウ栽培の人たちの研究熱心さと情熱はすごい!どんなにベテランの人たちでも、私のような未熟な人間のところでも、何か勉強になることがあったら、即行ってみようというこの行動力は、私もこの先、ずっとお手本にしなくてはならないものだと感じました。
このご一行様方、うちの農園の後に、某源内さんのところにも視察に行かれました。
「行くよ」と連絡をうけた某氏の返事は「これから大急ぎで掃除をします!」だったとか。気持ちはわかるよ、某源内さん!
春のぶどう園のあちらこちらでは水しぶきの煙があがっています。
古いぶどうの樹の表皮を剥くのに、水圧を利用します。500ℓのタンクに水をいれて、軽トラで圃場に運び、ホンプの力で水圧をたかめ樹にぶつけます。古い樹の皮は、しばしば害虫の越冬の場所になり、また古い厚い皮がその中にもぐっている虫にはなかなか農薬がかかりません。
合羽を着てする作業はなかなか大変ですが、それもこれも可愛いぶどうのため、大切な作業です。時期も早すぎるとぶどうの樹が「風邪をひく」し、遅いとふくらみ始めた芽を水圧で飛ばしてしまうようになります。
今のこの時期限定の作業で、まさしくぶどうたちに春の訪れを知らせる風物詩というべき作業です。
乾燥野菜シリーズ第一弾として、「白菜」を商品化しました。
新鮮な白菜がある時期に、乾燥白菜の意味は何?と思われるかもしれませんが、これはこれでなかなか美味なのです。
まず、歯ごたえがいい。水分を適当に抜いているので、白菜の甘さが凝縮しています。その結果、調味料の量を減らしても美味しく感じられるのです。生の白菜と同じ塩分だと、辛く感じるでしょう。
私は鍋物に入れますが、鍋物の汁の味がそのまま白菜に浸透するので、塩分控えめな味にしておかないと、辛くて食べられなくなるほどです。
今日のレシピは「白菜のオリーブオイル焼き」でした。オリーブオイルで手早く炒めて、塩コショーを振るだけの超シンプル料理。
でも、これがおいしいのです。
今、わが農園に研修できている人たちに試食してもらったところ、あっという間に完食。追加をあわててつくりました。
私は今晩もこれを作るつもりです。
甘いもの大好きで、お酒も飲みたい旦那さんに
せめて「おつまみ」は健康食にして欲しいので。